春霞

光が美しい朝

目の前のこと、今日のことを考えることでいっぱいになってしまっていた。

少し先のこと、もっともっと先のことに目を向けようと思った。

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　春霞は、景色の境界線をあいまいにして、遠くのものも近くのものも、ただ目の前のキャンバスにふと現れたような風景を描き出し、私を夢の中にぼんやりと浮かんでいるような気持ちにさせます。

　雪が解けて春に向かうこの季節は、冬の間に温めておいたものが動き出す兆しを見せる、始まりのとき。
　まだもう少し後ろ髪を引かれていたい気持ちを抑え、なんとなくふわふわと浮いているような感覚のままで脚を一生懸命動かしていてもいけない、ちゃんと地面に足をつけて進んでいかないと、と置いていかれてはいけないという焦りをなだめて、興奮は胸の内にしまい、日々、一つずつ、落ち着いて、次のステージに上がる準備をしていこうと思います。

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「となりにちょっと暮らしてみる」

ゴーシュRIN（宿ときどき珈琲店）
http://www13.plala.or.jp/gauche/

はなれで暮らすように滞在する、
そんな時間を過ごしていただけるような場所を
作りたいと思っています。