きりりと冬の白、中島の向こうが眩しく白い。

きりりと冬の白、中島の向こうが眩しく白い。
きりりと冬の白
中島の向こうが眩しく白い

あの場所に雪雲のカーテンが降りていて
対岸はきっと雪

しばらくしたらあの雪雲は
たぶんこちらに流れてきて
月浦の空を白く覆う

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 洞爺湖の真ん中には島があり、みんな「中島」と呼びますが、実は四つかそこらの島々で、湖畔のどこから見るかで全く違う形に見えるのです。
 これがまた、お天気によっては雲がかかったり、靄で見えなくなったり、夕陽に照らされて輝いたり、凪のときには湖に映ったりするものですから、毎日景色が変わるのです。
 一日のうちでも、風が吹いたり止んだり、お日様が照ったり曇ったり、舟が浮かんでいたり鳥が飛んでいたりするのですから、見飽きることはないのです。
 いったん座ってしまったら、「さあそろそろ」とでも合図を掛けないと、立ち上がることができなくなってしまいます。
 そんな私のことなどお構いなしに、湖は好き勝手に、あくまでもマイペースで、いつもそこにあるのです。

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「となりにちょっと暮らしてみる」

ゴーシュRIN(宿ときどき珈琲店)
http://www13.plala.or.jp/gauche/

はなれで暮らすように滞在する、
そんな時間を過ごしていただけるような場所を
作りたいと思っています。